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「イース−フェルガナの誓い−」をクリア。なんとか夏休み中に終えることができた。「フェルガナ」を始める少し前にPS2「イースIV」もクリアした。最初「イースIV」にはどちらかというと好意的な感想だった。今回「フェルガナ」クリアを踏まえて改めて両者の感想なんかを。
まず「フェルガナ」。非常によくできていてあまりツッコむところがない。さすが本家謹製といったところか。VIで培ったシステムを使って、これまでシリーズ中で唯一異端扱いだったIIIを、改めてイースシリーズに迎え入れた感じである。3Dによるシステムが単なるリファインではなく、縦に広い空間にも強いということを見せつけた。ティグレー採石場の縦穴の再現はその典型例だと思う。あとボス戦が面白い。確かにレベルを上げれば有利にはなるが、力押しだけで勝てるわけではなく、アクションやリングアーツを駆使しないと簡単には倒せない。このテンポとバランスはなかなかのものだし、なんか久しぶりにゲームをやった気がした。
さて、一方の「イースIV」。「フェルガナ」をやったあとでは残念ながら評価が落ちる。本家VIの3Dを意識しつつも、そもそも3Dである必要性がないような気がする。3Dなのにカメラは固定だし、マップがなぜか斜めを基本に構成されているうえに、パーツが単調でどこも似たような風景なため非常に迷いやすい。ボスはレベルを上げれば力押しで勝てるし、剣の攻撃にバリエーションがあってもそれはエレメント専用であってアクションに転用できる要素ではない。まあ、Vに期待してますよう。あと本家がI・II・IV・Vをリメイクしてくれるのにも。